墓石工事
ペット用モニュメント
先日、滋賀県在住の方から、愛犬のお墓について相談をいただきました
当初は地元の石屋さんで直接買うことを前提に、注意点や相談の持ちかけ方などをアドバイスさせてもらっていましたが、なかなか難しいようだったので、弊社で通販させていただくことになりました
お客様は何をどうしていいか、どんなものがいいのか全く分からない感じでしたので、取りあえず私の方から何か提案してみて、それを叩きに話しを詰めていこうということにしました
で、まずはこんなのを考えてみました
いわゆる棹石、石塔部は球体の磨き・台の上部も磨きにして、側面は土に直置きするそうなので、コブ出し仕上にしてみました
全部の台形の穴に線香の皿・台上部左手前の穴に花立筒を入れる仕様です
で、お伺いを立てましたところ…
- この提案は予算的に厳しい(かなり)
- モノの色や形は全く拘らない
- 花立や線香皿も不要
とのことで、再度プランを練り直すことに
しかしながら、この提案3種ともに、予算やその他の諸問題でボツに(T_T)
で、最終的にはこの図面と基本的には同じだけど、プレート嵌め込みをしない、単純に直方体をハス切りしたような感じのものに
こんな彫刻を施して発送することに…
で、完成したのがコレ
到着後、早速設置していただいたようなのですが、大変気に入ってもらえたようで、ほっとしました
お墓を建てました
暑さ寒さも彼岸まで…というとおり、随分過ごしやすい気温になって参りました
暫く、いや、相当ご無沙汰ですが、なんとか更新しようと鋭意努力中です(T_T)
さて、話題はどうしようかと考えたのですが、ブログ更新をサボっていた間の施工例を順次ご紹介しようかと思います
今回は藤沢城南霊園の1.2㎡ゆとり区画の工事です
とりあえず、完成全景です
いつもどおり、既存の墓石をご覧頂ながらイメージを伺い、修正を重ねてこのデザインに落ち着きました
では工程です
藤沢城南霊園は区画の手前と奥の基礎を霊園造成時に打ってあるので、中間部分に御影石を敷きます
最終的には見えなくなる部分なので、モルタルやコンクリート縁石など各社さまざまですが、自分のこだわりでここも御影石にしています
その上に根石をまわして…
下回りの雰囲気が見えてきました
そして今回の目玉その1
ステップ部分にこの画像の石を嵌め込みます
磨きとブラストを使い分け、陰影を表現しています
完成するとこうなります
そして、目玉その2
石塔にも同様な嵌め込みをします
嵌め込むプレートです
ここに入れます
うまく出来ました!
サクラ部分のアップ
分かりにくいのですが、グラデーションがついています!
お客様にも喜んでいただけました
イメージを具現化してくれたCAD担当や職人さんに感謝!
またサボってしまった...
更新しなくてはと思いながらついつい…
もちろん仕事はしていましたが、ほとんどブログのネタとして写真を撮っていなかったので、視覚的に目新しいお話しがなくて…
それでも作業中に思い出して撮影した仕事をひとつ
二十年近く前に建てたお墓の補修とちょっとした掃除です
セメントの目地が切れてしまっています
コレを補修しつつ、簡単に水垢も落としていきます
独りで作業をしていましたので、つい作業中の写真を撮り忘れたので、いきなり目地が入ってます
で、非常に分かりやすい水垢が付着してますので、コレをちょっとした道具で落とします
こんな感じです
逆側です
もっと撮ったつもりでいましたが、データを見たらこれくらいしかお見せできるものが無かった(;O;)
今後は気を取り直し、こまめに撮影します…
追加の工事について
先週末は桜が咲いた後とは思えない、とっても寒い陽気でした(*_*)
体調管理が大変ですね(゜-゜)
さて今回は、既に建っているお墓に手を加えるお話を…
今から20年くらい前、新たにお墓を買う人は、ご不幸があってから買う人よりも、生前に建てておく人が圧倒的に多かったのですが、生前であるがゆえに現実味が湧かない...といったこともあって、なんとなく流れでお墓が出来上がった…というような方も少なくありません。
そして、忘れた頃にいざ使うとなると、お墓の仕様が希望に合わない!なんてこともままあります。
納骨や法要の打ち合わせ中に『ウチの墓は「塔婆立」ってある?ない?』という話になり、(もちろん卒塔婆を用いない宗派も宗教もありますが…)付けていた(あるいはセット販売だった)場合もありますが、あえて付けなかった(と思われる)こともあります。
お墓を建てるときは信仰をどうしていくかなんて深く考えていない…元気だし若いので具体的に考えられなくて当然なのですが…余分にお金もかかりますので、「使わなければ(お寺に塔婆を頼まなければ)いいんでしょ?」とか、「そんなの必要なの?」といった感じだったのかなぁ…と思われます。
納骨といえば、四十九日の法要と同日にすることが多いのですが、その打合せで、塔婆は立てて当然…という感じのことをお寺や親戚に言われたりして、そういうものなのか…と認識を持ったり、当日に塔婆を持ってきて初めて塔婆立が無いことに気づく(!)場合もあります。
その他、離婚等の事情から石塔の彫刻を変更したいとか、ローソク立てを付けてくれ、等々、相談はいろいろありますが、実際に受注した仕様変更では、塔婆立て追加が一番多いのではないかと思います。
先日も黒川光墓苑で塔婆立追加の依頼があり、結果として大掛かりな作業になりました。
着手前の写真を撮り忘れました…まずは付属品をどけて…
作業箇所を横から見ると
こんな感じです。
背中がコンクリート擁壁ギリギリなので、ウマく当該部品だけ外れるかが問題です。ダメだった場合は、石塔も全部取り外して塔婆立てを設置することになります。
…で、結局、目地は切れたものの、巧く外れないので、石塔も外すことに…
ここまでバラせばスーッと部品が外れるかと思ったら…
そんなに甘くなかった…
部品を壊して取り外すことに…
メチャメチャ有害です!
なんとか外して、いよいよ設置です
塔婆立てを設置して墓石を戻します
完成!
バッチリです◎
余談ですが…
この案件は、石塔を取り外したことによって、現代の施工法でやり直したことになります。
だからといって、石塔の取外し・設置の追加請求は出来ませんので、お客様にとってはお徳だったんじゃないかなぁ?と思います。
新緑が綺麗!
先週末は少々私生活が慌しく、今頃ネタに困りながらの更新作業です
爽やかな天候で新緑もまぶしいカンジ…
それにしてもこの桜ってやつは…
花びらの攻撃が終わったと思えば、今度はコレ(名称分かりません)
一晩でこんなに落ちてきてます(*_*)
で、こいつが終わるとず~っと葉っぱが落ち続けるはず…掃除する方としてはまとめて落ちてきてもらいたいのですが…(+o+)
さて、気を取り直し、小ネタです
先日、彫刻した文字の部分にペンキ入れを依頼されました
薄めの色合いの石は、磨いた部分と彫りっぱなしの部分の色の差が出にくいのですが…
磨きはこんなカンジ
そのままひっくり返して、磨いていない状態
そうすると、お客様によっては字が目立たない!!ってことになるわけです
屋外にあるものですから、ほうっておけば汚れ等で陰影が出てきたりもするのですが、それじゃイヤという場合はペンキを入れるくらいしか手段がありません
注意点としては...既に彫ってある部分にペンキを入れることは大丈夫ですが、後から気が変わって抜いてくれ!と言われた場合、完全には抜け切れないと思います
従って、一度ペンキで塗った場合、時間経過による汚れ・中途半端な剥離等が発生したら、上塗りで対処していくことになります
住宅の外壁みたいな感じですかね
で、作業は
こんな感じでマスキングして塗装
で、余分な塗料・養生を剥がすとこんな感じに
他にも筆・刷毛を使う場合もありますが、そこはケースバイケースで
工事とは言えない、ちょっとした作業ネタでした
またまた...
更新をサボっておりました(T_T)
…が、仕事はちゃんとしてました
藤沢霊園で新しくお墓を建てました
まずは基礎工事
沈まないように、杭代わりの単管を打っています。万一基礎の下の土が流れたとしても、四本足で支えていられる構造にします。
大分端折ってますが、鉄筋・型枠をくんで…
コンクリートを流して一旦終了。乾燥させます。
そして後日、いよいよ石の工事です。
下回りからカタチになってきて…お墓のカットモデルみたい
また写真を撮り忘れてしまいました(T_T) ほぼ完成です
今回はご覧のように袖に墓誌を配置してみました。(黄色のテープは乾燥するのを待つ間の念のためテープです)
スッキリ・シャープでなかなかいい感じです。
自画自賛?(^.^)
先週から...
先週は更新をサボりました
…で、何をしていたかと申しますと、まずは法事
養命寺の本堂で法要をしました
今回は霊園で設定している「法事セット」のご要望がありました
生花(墓前用)1対とお供物をセットにしたものです
また、法事セットとは別に「本堂用生花」も承りました
写真の花束が2つで1対になっています
そして平日には千葉県の船橋市営霊園に行ってきました
黒川光墓苑でお墓を購入していただいたお客様の依頼で、前の墓石の撤去工事です
転居等で使わなくなったお墓は、管理者(事業主)に返還することになります
今回の船橋市に限らず、民間霊園でもお寺の檀家墓地でも、返還にあたっては墓石を撤去して更地に戻すことが条件となっているのが一般的です
で、お話を頂戴してから調査に行ってビックリ!
当時のトレンドだったのでしょうか?コンクリートが見たこと無いくらい多用されています
前面の階段・外柵・カロート・拝石…コンクリートだらけ(@_@)
まずは墓石をどかして…
土を出します
この時点で画像に写っている(残っている)物は全てコンクリート製
ひたすら土を出して、運んで…
崩す!
運ぶ!
さらに崩す!
途中で電話が入ってしまったりして、車の中で別の仕事をしている間に…
完了!!
あとは管理事務所のチェックを受けて清掃・撤収です
途中雪がぱらついたりして、あまり良いコンディションではありませんでしたが、事故も無く終わりなによりです
新しくお墓を建てました!
先日藤沢城南霊園で1件工事をしました。
1.2㎡の「ゆとり」と呼んでいるタイプです。隣接するお墓と空間が取れるように…文字通りゆとりをもたせましょう…というコンセプトで設計された区画です。
ご遺骨を納める部分の施工
ウッカリ自分が写りこんじゃってますね(+o+)
この納骨する部分の底の板が3分割されているのが見えるでしょうか?いちばん奥の大きい板は固定して、手前の2枚の板は取り外すことが出来ます。
取り外すとどうなっているかというと、その部分は基礎のコンクリートが打っておらず、土になっています。したがって、ご遺骨を土に還すことが可能だということです。
関東では焼骨を全部壷に納めて、そのままお墓に安置するのが一般的ですが、子孫が続けば当然いつかはいっぱいになってしまうので、このような構造にしています。
すみません!うっかり途中を撮影し忘れてしまい、もう完成画像に(^^ゞ
ちょっと時期が悪く、採掘品質が不安定な石種でしたが、無事に引渡しできました。